2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された和食、着物、茶道、歌舞伎、武道、浮世絵などなど、日本には世界に誇る伝統文化が数多くあります。また、現代においては、アニメや漫画を中心とした「ポップカルチャー」に世界中から熱い視線が注がれています。
海外からの旅行者も本当に増えましたが、「アニメをきっかけに日本に興味を持った」という人も本当に多いですよね!昔は「オタク文化」といって下に見られていましたが、今やポップカルチャーは、日本文化全体に興味をもってもらうために重要な役割を果たしています。
政府もこれに注目し、クールジャパン事業などが始まったのも記憶に新しいですよね。また、世界各国でたくさんの交流イベントがおこなれています。
日本のポップカルチャーがテーマの交流イベント
各国で行われている、日本のポップカルチャーがテーマの交流イベントをご紹介します。
世界コスプレサミット(WCS)
元々は日本のサブカルだった「コスプレ」。今や世界中で大人気です。そして、世界中の様々なコスプレイベントの最高峰に位置するのが、世界コスプレサミット(WCS)です。2003年より名古屋で開催されている、世界最大のコスプレイベントです。参加者は年々増え続けており、2009年からは国が実行委員会のメンバーとして関わり、優勝チームにはなんと外務大臣賞を授与するという、一大イベントになっています。
また、毎年恒例行事として、各国代表のコスプレイヤーが外務省を訪問することになっています。
アニメ文化大使
「アニメ文化大使」は、在外公館等が主催する、ポップカルチャーを通じた文化事業のひとつです。諸外国で日本のアニメ作品を企画上映し、日本アニメだけではなく、それをきっかけとして日本自体に興味をもってもらうことを目的としている事業です。2008年、は「ドラえもん」が「アニメ文化大使」へ就任しました。そして映画『ドラえもん のび太の恐竜 2006』を、各国の在外公館の広報文化事業イベント等で上映し、アニメ関係者による講演会なども行われました。
各国での文化事業
また、大使館や総領事館などの在外公館や国際交流基金では、こういったポップカルチャーをテーマにした各種事業を海外の国々で実施しています。例えば、2015年7月にはモンゴルの首都ウランバートルで「日本ポップカルチャー・フェスティバル」が開催されました。